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くまの棲むまち

竹田 牧子さん マキデザイン

 日沿道の全線開通に向け、大規模な道路工事が始まった能代市二ツ井町。竹田さんは、現在この二ツ井町にお住まいですが、出身地は北海道の函館市だそうです。北海道から秋田へ来られた経緯をお聞きしましたら、高校卒業後、秋田市美術短大(現在の秋田公立美術大学)へ入学されたことがキッカケで、秋田県との縁が生まれたそうです。

就職後はフリーペーパーの制作にたずさわり、企画から取材、編集、撮影、ライティング、そしてデザインと、印刷前のほぼすべての工程を一人で担当したと言います。凄いスーパー・レディです。

 やがて職場で知り合った彼とご結婚、そして出産。2人目の出産・育児を機に「マキデザイン」を立ち上げ、在宅勤務というスタイルで現在に至っているそうです。

 デザイナーとして活躍中の竹田さんに、このエリアのデザイナーを取り巻く環境について、思うところをお話いただきました。

「そうですね、デザインの必要性を感じている人が少ないというか、またはデザインとアートの違いをなかなか理解していただけないというのが、少し残念ですね」

「でも、だから、このエリアでもデザイナーの必要性に伸びしろがあるという事ですよね」

「古き良き場所には、良いものが眠っている。見る人が見てディレクション(演出)することで、地域が生き生きとしてきますし、デザイナーの必要性も益々高まってくるのではないでしょうか」

伺っている私は、もうドキドキしてきました。私自身やる気が満ちてくる感じです。

── デザイナーを目指す若者へのアドバイスをお願いしました。

「今は世界がフラットになってきています。行きたいところがあれば行けるし、欲しい情報も手に入る。田舎に留まらず視野を広げ、それから田舎を振り返ってみると、自分に何が出来るかが見えてくると思います。」

どこにそんなパワーが潜んでいるのかと思わせる細身の竹田さん。素晴らしいお話し、提案などすら~っとお話しくださいました。最後に、竹田さんから嬉しいお知らせがありました。4月からは鷹巣駅前(内陸線鷹巣駅の真向かい)コミュニティーステーションkitakitaのオフィスに入居予定だそうです。(現在は入居済みです)

「キラリ輝くひとたち」に女性にご登場戴いたのは久しぶりでした。沢山の刺激をいただきました。子育てのこと、お仲間のことなど、もっとお話しを聞かせて頂きたかったと思っています。是非またお話をお聞かせください。今日はお忙しい中、時間を割いてインタビューにお付き合いいただきありがとうございました。


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