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くまの棲むまち

野宮 幸博さん カメラの科学模型社

北秋田市にある「カメラの科学模型社」オーナーの野宮幸博さん。

 老舗写真複合店「カメラの科学模型社」の経営を先代から引き継いだのは、野宮さんが31歳のとき。 プラモデルやラジコンの販売で創業当時からのマニアから絶大は信頼を集め、また写真の複合店としては、品質や完成度で他店と一線を隔すお店。

 野宮さんのお話は、初めてお聞きすることが満載でした。特に印象的だったのは、ラジコンクラブ“秋田北部フライヤーズ”とカメラクラブ“鷹巣カメラクラブ”(現北秋田市カメラクラブ)の設立。この両クラブとも県内では先駆け的な存在。今も年間2回の撮影旅行を開催、写真コンテストに優秀作品を提供し続けるなど、実に活発に活動を継続しています。

 『写真は後世に“今”を伝える無くてはならないもの。だから100年単位でも色の変わらない写真に拘るんです。』多くの写真店がコスト重視に流れる中、頑固なまでに“質”に拘る野宮さん。

 若者たちに伝えたいことはありますか?とお尋ねしたところ、『真剣に取り組めるものを私たちが探してあげなきゃね。それが彼らが前に進む大きなヒントになり、力が生まれ、やがて自信につながる。そんなことが出来たらいいなぁと思っています。』

澄んだ目が、大きなロマンと揺るがないポリシーを感じさせる、素晴らしいオーナーさんでした。


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