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くまの棲むまち

永井 昌孝さん 永井電機商会

『小さなお店の大きな信頼』をキャッチフレーズに活躍されている永井昌孝さん。

 昭和54年4月創業の永井電機商会。30周年なんですね~とお尋ねすると、「あ、・・・」と一声あってから妙な沈黙が流れ、「忘れていた訳じゃないのよ」とお母さんのつぶやき。ちょっと間を置いて笑い声が聞こえてきました。お客様本位の和やかで穏かな雰囲気が伝わってきます。

 家電量販店が販売不振に陥る中、地域店は相変わらず大忙しとお聞きしました。「お客様の生活スタイルを拝見して商品提案しています。お客様と長年お付き合いしていないと出来ないですよね」さすがは家電アドバイザーの資格を持つ永井さんです。

 「水周りやバリアフリーの相談に乗ったり、雨どいの工事や時には留守番まで頼まれるんですよ。」 こうなると電気店の業務から相当逸脱しているようですが・・・

実は「お客様からの依頼は、どんな依頼でもまずはYesから始めるようにしています。」というのが永井さんのポリシー。この辺に大忙しの秘密が隠されているようです。

昔は家にテレビが届くと、隣近所の人が集まって、一緒になって見ていた時代があったのですが、今まさに薄型テレビへの買い替えで、家族の中で離れがちだった家族が、再びリビングに集まるという、昔ながらの家族の風景が再現されているそうです。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、パソコン・・・商品を納めるのではなく、家族の風景の中に溶け込む『夢』をお届けしているのだと思っています。永井さんは笑顔で熱く語ってくれました。

そして、家電エンジニアの資格を持つお父さんが、その夢のメンテナンスを引き受けてくれています。


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