くまの棲むまち

　北秋エリアで抜群の技術を持った集団があると聞いて、早速お話を伺いに出かけてみました。2008年“全国植樹祭”の会場“県立北欧の杜公園”からほど近い場所に位置する(有)菊地技建の菊地社長さんが今日のお客様です

　社屋の隣にある作業場からはノミと金づちの音。若者二人が一心不乱に“キザミ”という作業に没頭中です。この二人こそ技能グランプリで入賞は勿論、全県優勝、全国大会出場などの凄腕を持つ若干20歳のお二人。

　菊池社長ご自身が、各地の現場で巡り合った仕事仲間と切磋琢磨できたことに、大変感謝しているとのこと。仲間たちと技を競い合った経験、建築に対する熱い思いなど、そのまま夢に挑戦する若者たちへと伝わっているようです。「お客様の声を聞かなければ、良い仕事はできない。お客様の声を聞くには、挨拶が大事。礼儀が大事。」と仰るように、作業場でも事務所でも、働く方々の礼儀正しさは、とても清々しく印象的でした。厳しさの中にも深い優しさを感じさせてくれる、素晴らしい社長さんでした。

100年持つ家を作りたいのです。家がシッカリしていると、おじいちゃんおばあちゃんを大事にする家風が生まれ、その家族は孫子の代まで栄えます。私は幸せそうな家族を見るのが何よりも嬉しいのです。と菊地さんは仰います。