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くまの棲むまち

秋田内陸縦貫鉄道応援団

秋田県内陸部を南北に貫く鉄道があります。元々は日本国有鉄道(国鉄)の路線だったのが、民営化後に紆余曲折を経て、北の「鷹巣駅」から南の「角館駅」を結ぶ第三セクターの「秋田内陸縦貫鉄道」として運営されている鉄道です。
紆余曲折と言いましたが、この路線も何度も廃線の話があり、現在も県議会、市議会で議論が継続中です(平成30年現在)。

そこで、沿線住民やテツ仲間達が一念発起!秋田内陸縦貫鉄道を存続させようとスクラムを組んで活動していいます。私もその一人。最近はインバウンドも増えつつあり、明るい展望も広がりつつあります。

このページでは内陸線全29駅の中から、主な沿線駅周辺の見どころなどを紹介しています。

鷹ノ巣駅

 秋田内陸縦貫鉄道の北の玄関口が「鷹ノ巣駅」。ここで有名なのはギネスブックに登録済みの大太鼓が保存されている「大太鼓の館」。直径3.8m、胴長4.52m、重さ3.5t!デカイです。この太鼓の革は一枚で出来ているのか継ぎはぎなのか、それは是非現地を訪れて確かめてみてください。世界中の打楽器も展示していまので、普段見慣れない楽器を手にすることができます。なお、駅前の観光協会の案内所に寄っていただくと、内陸線全線の見どころの情報を集めることができます。

小ケ田駅

小ケ田駅は小さな集落ですが、大館能代空港の工事中に縄文時代の遺跡が発見されてから、俄然脚光を浴びるメジャーな場所になりました。遺跡のそばには「伊勢堂岱縄文館」が整備され、発掘された品々が展示されています。ガイドには中高生やときには小学生も登場してくれます。誰でも縄文時代の食事や狩りなどの生活様式が簡単に理解できるようになっています。

阿仁合駅

秋田内陸縦貫鉄道の本社があり、北緯40度ジャストの場所が「阿仁合駅」。阿仁は鉱山の町として全国に名を馳せました。駅のそばには資料館や異人館などあり、当時を忍ぶことができます。また、「阿仁スキー場」への中継駅でもあります。パウダースノーが魅力的なスキー場ですが、スキー用具はすべてレンタルで揃いますので、手ぶらで来られても大丈夫です。阿仁合駅前にある「阿仁合コミューン」では長谷川さんが周辺の情報を教えてくれます。

阿仁マタギ駅

阿仁マタギ駅からほど近い「マタギの湯」という温泉宿が旅の疲れを癒してくれます。ちょっと熱めのお湯で、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。事前予約で絶品のクマ鍋も食することもできます。しかも「マタギ資料館」が併設されていますので、マタギ文化の一端を知ることができます。また、すぐそばにある「くまくま園(FBページ)」という動物園では、月の輪グマだけではなくヒグマも飼育されていて、温泉宿から送迎バスが出ています。

角館駅

角館駅は秋田内陸縦貫鉄道の南の玄関口。秋田新幹線ともアクセスしている利便性の高い駅です。角館と聞いて思い出すのは「武家屋敷」でしょうか。そのほか私のお薦めは、ひと駅ちょっと離れたところにある「劇団わらび座」。ここでの観劇を旅行行程に加えていただくことをお勧めします。観劇後には同敷地内にあるゆぽぽという温泉も楽しめます。


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