FPのメモ帳 #80111 .
年金の繰上げ・繰下げ受給額を試算してみよう

 年金は加入年数や年収などに応じて、65歳から満額支給となっていますが、繰上げ・繰下げ受給が最大5年間ずつ認められています。とは言っても自分のセカンドライフは何年あるのかが分かりませんので、受給開始をいつにするかは悩ましいところです。

●受給開始年齢は60歳から70歳

 60歳になると年金の受給額が決定され、年金事務所や市町村から通知が届きます。受給開始は65歳からですが、「本来65歳から」と固定せずに、受給開始は60歳以降70歳までの間の、いつでも好きな時にスタートできると考えた方が良いのではないかと、私は思っています。

繰上げ・繰下げ受給試算イメージ

●損・得よりも、セカンドライフをどうデザインするかで受給開始を決める。

 受給開始年齢を損・得で相談される方に、即座に明快な回答を差し上げることはとても難しいことです。このようなご相談には、セカンドライフをどのように描いているのかをお尋ねするようにしています。「60歳になったら仕事を辞めて農業に挑戦したい。」とか「65歳になったら2年に1度は海外旅行に出かけたい」、「働けるまで働いて、あとは悠々自適で暮らしたい」などと、漠然とでもこれからのライフデザインをお聞きしながら年間収支をイメージしていくことで、年金受給開始年齢をご自分で見つけられるようです。勿論健康で過ごすことが大前提です。

 さて、今回の記事を書くにあたり、繰上げ・繰下げ受給で生涯どれくらいの年金が受取れるかが分かるように《年金試算ツール》を作成してみました(上図:イメージ)。 65歳からの年金受給予定額を年金事務所や市町村役所で確認したうえで、参考ツールとして活用してみてください。ご覧になって分かると思いますが(強引ですが)、79歳から80歳あたりで、受給累計額がほぼ並ぶような感じでしょうか。

 ▷▷繰上げ・繰下げ年金受給累計額試算ツール 《ダウンロード(nenkin_shisan.zip

 ▷▷記事:「年金の繰上げ受給はいくらの減額?」も併せてご覧ください。

 お子さんのいらっしゃるご家庭では特に、ご夫婦のセカンドライフをどのようにデザインするかは、とても大事な作業だと思います。お子さんが社会人デビューする頃までにはデザインしておくことをお薦めします。繰り返しになりますが、豊かなセカンドライフには健康で過ごす事が最優先であることは、言うまでもありません。


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藏本光喜 くらもとみつのぶ
日本FP協会 AFP認定者
法人向けデータベース制作
「家計を元気に」セミナー講師
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