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たかがキャンプなんだけど、始めてみて本当に良かった

 出かける日は朝早くから起きだして、テントやテーブルなどを車に積み込む。前の日までに必要なものを購入したり、道具の準備をしたり、大まかな打ち合わせ前日の夜に済ませてあるから、誰が何をするか大体の役割が決まっている。家族の共同作業・・・・これが今までは全く無かった。
現地に着くと、薪にする木を運んだり、水を汲みに行ったり、近所のテントに挨拶に行ったり。これも皆で手際よく共同作業。キャンプの楽しみの一つは何と言っても食事。音楽を聴きながらジャガイモの皮を剥く。にんじんを切る。子供達は普段は触れない包丁を握って、たまねぎのみじん切りに挑戦。涙を流しながらの悪戦苦闘。お兄ちゃんはカマドの責任者。(カマドという火を扱う作業に興味が湧いた様子)


不思議とキャンプ場での父親は、プロ並み(と思い込み)のシェフに変身します。
『こう見えても、俺は料理が上手なんだぞ。まぁ、任せておけ!へへへ』
『あら、どんなお料理が出てくるのかなぁ?楽しみだわ。
テーブルにクロスを掛けて、食卓の準備してるね』とママ。
『うわ、パパ料理が上手って知らなかったよ。すごい!』などと話も弾む。


 食事も終わり後片付けを済ませたら、車座になって火を囲んでミニキャンプファイヤー。お好みの飲み物と、お菓子などを用意して、何気ない会話を楽しむ。すさんでいたように見えた子供も、徐々に伸びやかになっていくのが分かった。いつも背伸びをしてギクシャクしていたママの様子も、昔の朗らかで陽気なママに戻っていく。今までに無い一体感が一家を包み込む。子供達はず~っと僕の目を見つめていてくれる。こんな家族だけの至福の時間を味わい、もうキャンプは我が家の恒例行事になっていきました。


 子供達は、昼の間に思う存分遊んだ疲れからか、そろそろ眠りに付きたい様子。ソフトハウスに入って、尽きぬ話をしながら・・・そしてやがてグッスリ。自分の不甲斐なさにやり切れぬ思いでいた僕なのに、こんな心地よい1日を家族全員で過ごす事が出来たことに本当に感謝しました。こんな感謝の気持ちさえも長い間忘れていました。情けない事でした。

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